野蛮人の夜会 @ 日比谷野外音楽堂 #1 菊地成孔とペペトルメントアスカラール

さて本編。
というか、会場に入ってから、というか。
まあそんなかんじ。

読みたい方はさあ追記オープン。

今回の私たちの席はBの12列。
座ってみたら、これが近すぎず遠すぎず、いい感じ!
席がステージに近いのも臨場感とかあるし、メンバーとも近くていいと思うけど、近すぎても疲れそうなので。首とか。耳とか。
今回の席はステージは全体が綺麗に見渡せるくらいのちょうどいい距離だし、極端に上手または下手寄りとかでもなかったので、もう、最高でした。ふふ。

この席は本当、いいなあ…と思ってステージを見渡すと、パーカッションのセットが目に入る。
パーカッションセットがふたつ。
しかもバタとか、ジャンベとか、パーカッションマガジンで見た楽器がいっぱい並んでる。
…こんな素敵なセットがあるとパーカスやってた者としては…なんというか、血が騒ぎます(笑)

もうこの時点で私の期待はかなり大きくなってました。
結果的に、その期待をね、ペペは上回ってたんですけど。


さてさて、そんな感じで期待でソワソワしつつ、雨依ちゃん話しつつ、開演を待っていたら、
拍手がおき、菊地成孔とペペトルメントアスカラールが登場。
SEとかは特に何もなく、だったはず。

はじめに菊地成孔さんのMC。
「今日はアブラゼミの鳴き声がうるさすぎることを除けば、素晴らしいですね」
そうなんです、
程よく風が吹いて涼しくて。本当この日は快適な感じだったんですけど、蝉の鳴き声が絶え間なく
ジーーーーーーーと。聴こえてるんです。一生懸命なセミには申し訳ないがうるさかった。w

「(ペペの音楽は)東京スカパラダイスオーケストラさんの音楽とは違って、立ち上がって踊るような感じではない…聴けばお分かりいただけると思います…のですが、ダンスナンバーであることには変わりはないので、頭の中で踊っていただければ」
みたいな事を菊地さんが話したのち、演奏が始まりました。

まあ、思ったことを書くと、
正直、最初、始まったときは、え、こういう音楽なのか…と驚いたし、これずっと聴いてられるかなあ自分、とちょっと不安だったんですよ。
でも、だんだんと引きつけられていって。京マチ子の夜ですか?(試聴してこの曲だっけな、とぼんやり思い出しただけなので間違ってたら申し訳ないんですが) あの曲の頃にはもう夢中でした。
各楽器の音がもうセクシーに響くこと。もうなんだか上手く言えないんですけど、素敵でした。
しかしあまりにも夢中になりすぎて、身動きもせずステージをガン見だったので、ちょっと周りの人からしたら私気持ち悪かったかもしれません…(苦笑)

あと曲名あげられる曲で、気に入った……というか衝撃だった曲が「ルペ・ベレスの葬儀」、かな。
「せっかく弦楽器がいるんだから、もっとそっち(弦楽器)を鳴らすような曲があればいいのに…」と思った矢先のこの曲で。本気でビックリしました。

そんな感じで、演奏を聴いているうちに、だんだんあたりが暗くなってきて。
そしたら、前野音に行くってことをクラスの友達、Aちゃんに話してたときに、Aちゃんが言ってたことがだんだんわかってきた。
日が暮れてきた頃がいい、って話。
夕暮れ時で、あたりがだんだん暗くなってくると照明が映えるんだ、すごく。

そこでまた照明さんが上手くて。
曲中のあるところで(曲名とかわからないからこうとしか言いようがない!)、オレンジの光をあてたときがあったんですが、それがものすごく綺麗だった。
暗くなってきた中にすごくその色が映えたんだ。
あとで話したら、雨依ちゃんもこのとき同じ事を思ってたみたい。

あと、なんという曲かはわからないですけど、長いバンドネオンのソロがあったときに、ビルの間から月が見えて、とっても綺麗だったんですよ。
贅沢な夜です、本当。
素敵な音楽と、綺麗な月と。

あとはセミと、ヘリコプターがうるさくなければなあ。
なんか曲の間に、バタバタバタバタって音がすると思ったら上空をヘリコプターが飛んでたんですよね。
これには、菊地さんも苦笑。

そういうのを除けば、もう演奏は最高だったと思います。
日が暮れていく中でのペペも本当素晴らしかったんですが、音楽だけに集中できる環境のなかで(今度はセミとかヘリコプターの音とか無しにね)、もう一度あの音楽を聴いてみたいです。


以上で菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールのほうの覚書は終わりということで。
次はスカパラですが長くなりそうなので一旦切ります。